【Voicy】YouTuber、芸能人の独立は本当に「自由」なのか?コンプライアンス遵守の裏側にあるジレンマ
- HIDETO KAWASAKI
- 2月16日
- 読了時間: 4分
⚠️こちらの記事は音声配信Voicy"テクポリ”を文字起こしし、生成AIにて自動要約させたものです。
📻音声配信についてはコチラからhttps://voicy.jp/channel/3876/6436696
皆さん、こんにちは!衆議院議員の川崎 ひでとです。Voicyで配信している「テクポリ」では、政治や経済、テクノロジーについて、なるべく身近な話題を交えながら解説しています。
今回は、最近何かと話題のコンプライアンス問題について、YouTuberや芸能人の独立というテーマを絡めてお話していきたいと思います。
中町綾さんの炎上騒動から考えるコンプライアンスの重要性
つい先日、人気YouTuberの中町綾さんが、埼玉県八潮市で起きた陥没事故に関する不適切な発言で炎上し、ピーチジョンのイメージモデルを降板したり、新製品の販売が延期になったりといった影響が出ました。
このニュースを見て、改めて発信力のある人がコンプライアンスを遵守することの重要性を感じた人も多いのではないでしょうか。
SNSやYouTubeなど、誰もが自由に発信できる時代になったからこそ、不用意な発言が大きな問題に発展するリスクがあることを、私たちは常に意識しておく必要があります。
YouTuber事務所の苦悩:コンプライアンス遵守 vs 再生回数
実は、僕も以前、前衆議院議員の小倉 將信さんと一緒に、「インターネット上の情報流通に関する勉強会」に参加していた際、あるYouTuber事務所の方から、切実な悩みを打ち明けられたことがあります。
その悩みとは、事務所として所属YouTuberにコンプライアンス研修を徹底しているにも関わらず、 「コンプライアンスを守ると再生回数が稼げない」 というジレンマでした。
YouTubeの世界には、テレビのような放送倫理的な法律が適用されないため、ある程度自由に発言できます。しかし、過激な発言やメーカーが推奨しないような行為(例えば、アイプチを何日も付けっぱなしにするなど)をした方が、再生回数が伸びやすいという現実があるのです。
事務所としては、メーカーへの配慮やYouTuberの安全を考慮してコンプライアンスを遵守させたい。しかし、YouTuber本人は、再生回数を稼ぐために、事務所のルールを破ってしまう。あるいは、事務所に所属していることにデメリットを感じ、退所してしまう。
この構造的な問題が、多くの事務所を悩ませているのです。
芸能人の独立:自由の代償は自己責任
近年、多くの芸能人が事務所から独立し、個人で活動するようになっています。テレビ局は放送倫理を遵守していますが、YouTubeには明確なルール(法)がないため、独立したタレントは、コンプライアンスに関する知識がないまま、YouTubeの世界に飛び込んでしまうケースも少なくありません。
その結果、自分では問題ないと思って発信した内容が、実は重大なコンプライアンス違反だったり、多くの人に不快感を与えてしまったりするリスクがあるのです。
事務所に所属している場合は、研修を受けたり、問題が起きた際に守ってもらえたりしますが、独立した場合は、全て自分でマネジメントしなければなりません。
だからこそ、独立した人は、 「自分の身は自分で守る」 という強い意識を持つ必要があるのです。
武井壮さんのストイックな姿勢から学ぶこと
僕が尊敬するタレントの武井壮さんは、独立して活動しているからこそ、誰にも迷惑をかけられないという強い責任感を持って、徹底した自己管理をしています。
例えば、仕事に支障をきたす可能性のあるお酒は一切飲まないそうです。https://youtu.be/XfV1XaHDlug?si=gt3l7Kho5i811VKx
武井さんのように、高い意識と責任感を持っている人であれば、独立しても問題ないかもしれません。しかし、 「事務所にいるより稼げそうだから」 という安易な気持ちで独立してしまうと、厳しい現実に直面する可能性が高いでしょう。
インターネットコンテンツの健全化に向けて
小倉さんが衆議院を引退されてしまったため、インターネット上の情報流通に関する勉強会はなかなか開催できていませんが、今、総務大臣政務官という立場で、SNSやYouTubeといったインターネットコンテンツに関わっているからこそ、この問題について真剣に考えていきたいと思います。
今回の話が、YouTuberや芸能人だけでなく、SNSを利用する全ての人にとって、コンプライアンス意識を高めるきっかけになれば幸いです。
まとめ
SNSやYouTubeなど、誰もが自由に発信できる時代になったからこそ、コンプライアンス遵守の重要性が高まっている
YouTuber事務所は、コンプライアンス遵守と再生回数アップの板挟みになっている
独立した芸能人は、事務所のサポートがない分、自己責任でコンプライアンスを遵守する必要がある
武井壮さんのようなストイックな姿勢を見習い、高い意識と責任感を持って情報発信することが重要
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