【Voicy】地球を救う風車メンテの裏側!想像を絶する過酷な現場をレポート
- HIDETO KAWASAKI
- 2月14日
- 読了時間: 4分

⚠️こちらの記事は音声配信Voicy"テクポリ”を文字起こしし、生成AIにて自動要約させたものです。
📻音声配信についてはコチラからhttps://voicy.jp/channel/3876/6430076
皆さん、こんにちは!衆議院議員の川崎ひでとです。Voicyの番組「テクポリ」では、政治やテクノロジーについて、皆さんと一緒に学んでいます。
今回は、先日訪れた四日市市のCWAセントラルウィンドアカデミーでの体験をシェアしたいと思います。ここは、地球温暖化対策の切り札、風車のメンテナンス資格を取得するための専門学校なんです。
カーボンニュートラルと風力発電の現状
ご存知の通り、地球温暖化を食い止めるため、カーボンニュートラルが叫ばれ、電力を作る際も再生可能エネルギーを使うのが主流です。太陽光発電も重要ですが、実は風力発電も大きな役割を担っています。
風力発電といえば、巨大な風車が風を受けて電力を生み出すイメージですよね。しかし、驚くことに、日本の風車のほとんどは海外メーカー製なんです。デンマーク、ドイツ、そして中国などが世界のシェア上位を占めています。
資格の壁!風車メンテは海外メーカー頼み?
さらに問題なのは、風車のメンテナンスにはGWO(Global Wind Organisation)という海外の団体が発行する認定資格が必要なこと。つまり、日本で風力発電を推進していても、メンテナンスは海外メーカーに頼らざるを得ない状況なんです。
しかも、このGWOの資格を取得できる場所が日本にはまだ少ない!僕の地元である中部圏には、なんと一軒もありませんでした。
四日市に救世主現る!CWAセントラルウィンドアカデミー
そんな状況を打破しようと立ち上がったのが、四日市市の富士電設という会社。彼らは、自腹でCWA(セントラルウィンドアカデミー)を設立し、風車メンテナンスの担い手を育成しようとしているんです。
先日、そのCWAを視察させていただき、風車メンテナンスの過酷さを改めて実感しました。
命がけの作業!風車メンテのリアル
風車の高さは、なんと80mから100m!その中で、ハシゴに取り付けられた簡易なエレベーターに乗って地上100mの高さまで上がり、作業を行うんです。
夏場の風車内は、50度から60度というサウナ状態。扇風機や冷房設備なんてありません。そんな過酷な環境で、1日かけて作業をこなすんです。
最近では空調服もありますが、60度の外気温の中では焼け石に水。
風車のプロペラ(正式名称はブレード)の中は空洞になっていて、そこにも入ってメンテナンスを行います。さらに、外に出てロープを伝いながら、ブレードにひびがないか手で触ってチェックするんです。
体力はもちろん、何かあった時に仲間を救助する知識も必要です。2人3人がペアになって作業を行うため、誰かが熱中症などで倒れた場合、救助しなければなりません。
CWAでは、そんな過酷な状況を想定した研修を4日間みっちり行い、GWOの認定資格を取得できるようにしています。資格の有効期限は2年間なので、常にスキルアップが必要なんです。
陸上だけじゃない!洋上風力のメンテも過酷
今回CWAで学べるのは、陸上に立っている風車のメンテナンス資格。洋上風力、つまり海の上に立っている風車の場合は、さらに過酷な訓練が追加されます。
もし海に落ちてしまったら?そんな状況を想定し、深さのあるプールで救助訓練も行う必要があるんです。
政策にも反映を!現場を知る重要性
今回の視察を通して、自民党の洋上風力に関する勉強会グループでも、実際にメンテナンスを行う人たちの視点を取り入れた政策を作る必要があると感じました。
技術革新が進めば、ドローンでブレードをチェックできるようになるかもしれませんが、現状ではまだAIの判定精度が十分ではありません。
一刻も早く技術が進化し、メンテナンスの負担が軽減されることを願っています。
人口減少で担い手不足!風車メンテの未来は?
想像以上に過酷な風車メンテナンス。しかも、人口減少によって担い手も減っているという深刻な状況です。
地球温暖化対策に不可欠な風力発電を支えるためには、メンテナンスの担い手を確保し、育成していく必要があります。今回の視察を通して、その重要性を改めて認識しました。
まとめ
今回は、風車メンテナンスの過酷な現状と、その担い手を育成するCWAセントラルウィンドアカデミーの取り組みについてご紹介しました。
地球温暖化対策のためには、風力発電は欠かせません。その風力発電を支えるメンテナンスの現場に、もっと光を当てていく必要があると感じています。
これからも、Voicyやブログを通して、政治やテクノロジーの情報を発信していきますので、ぜひチェックしてください!
Commentaires