【ホンネ会議 #06】海底ケーブルを守れ!日本のネットを支える重要なインフラ。緒方林太郎議員のすばらしい視点!
- HIDETO KAWASAKI
- 3月28日
- 読了時間: 4分
⚠️こちらの記事はSpotifyのビデオポッドキャスト”川崎 ひでとのホンネ会議”を文字起こしし、生成AIにて自動要約させたものです。
📻音声配信についてはコチラから
どうも皆さんこんにちは!衆議院議員の川崎ひでとです。
「川崎ひでとのホンネ会議」、第6回目となりました!
今日は、昨日行われた内閣委員会での質問について、本音で語りたいと思います。
内閣委員会で「能動的サイバーディフェンス」法案を審議中
現在、内閣委員会では、能動的サイバーディフェンスの法案について審議が行われています。 これは、デジタル大臣である平将明議員が、大臣になる前からずっと重要だと訴えてきた、いわば肝いりの法案です。
近年、企業だけでなく個人に対するサイバーアタックも増加しており、日本への攻撃も非常に多くなっています。 私も総務省が所管するNICT(情報通信研究機構)で、日本へのサイバーアタックの状況を常にモニタリングしていますが、その数は驚くべきものです。
このような状況の中で、能動的サイバーディフェンスは非常に重要な対策となります。
質問テーマは「海底ケーブル」
そんな内閣委員会で、昨日、無所属の緒方林太郎議員から、私に海底ケーブルに関する質問がありました。
皆さん、海底ケーブルってご存知ですか?
実は、日本のインターネットは、物理的に海底を通っている光ファイバーケーブルによって、世界と繋がっているんです。 例えば、日本とアメリカを結ぶケーブルは、日本とアメリカで費用を分担して敷設されています。
つまり、この海底ケーブルが切断されてしまうと、私たちはインターネットの世界から孤立してしまう可能性があるということです。 インターネットが私たちの生活インフラとして不可欠なものとなっている今、海底ケーブルをサイバー攻撃だけでなく、物理的な攻撃からも守る必要があるという問題提起がされました。
海底ケーブルに関する法律、何が問題?
緒方議員からの質問は、海底ケーブルの保護に関する法律が、
有線電気通信法
海底電線電信線保護万国連合条約
公海に関する条約の実施に伴う海底電線等の損壊行為の処罰に関する法律
の3つに分かれていて分かりにくいため、一つに整理すべきではないか、というものでした。
なぜ法律が3つもあるのか、少し整理して説明します。
1つ目の有線電気通信法は、日本の船が日本の領海内で海底ケーブルを切ってしまった場合の罰則を定めたものです。
残りの2つの条約と法律は、領海外で切ってしまった場合に適用されます。 海底電線電信線保護万国連合条約は、条約締結国の海底ケーブルを切ってしまった場合に適用され、公海に関する条約の実施に伴う海底電線等の損壊行為の処罰に関する法律は、条約を締結していない国の海底ケーブルを切ってしまった場合に適用されます。
このように、3つの法律はそれぞれ適用される範囲が異なるため、単純に統合することは難しいということを回答しました。
重要な問題提起
ここで重要なのは、これらの法律が「日本の船が切ってしまった場合」を想定しているという点です。 では、外国の船が日本の海底ケーブルを切ってしまった場合はどうなるのでしょうか?
原則として、その国の法律に基づいて処罰されることになります。
しかし、外国の法律がどうなっているのかを把握するのは難しく、実態がよく分かっていない部分があります。
緒方議員は、有事の際にサイバーアタックと同時に情報通信網の遮断を狙われる可能性も考慮し、この問題について世界としっかりと話し合うべきだと問題提起をされました。
これは非常に重要な指摘だと感じました。
緒方議員の視点に感銘
緒方議員は、東京大学在学中に外交官試験に史上最年少で合格し、東大を中退して外交官になったという異色の経歴の持ち主です。
様々な委員会で緒方議員の質問を聞いていると、本当に勉強になることが多く、その視点の鋭さにいつも感銘を受けます。
政党に所属していない無所属の議員として、問題提起を行うその役割は、非常に重要なものだと改めて感じました。
政治家のレベルアップのために
今回、政務官という立場で委員会に参加させていただき、今まで以上に与野党の議員の皆さんの質問を真剣に聞く機会が増えました。
委員会では、本当に様々な知識や視点を得ることができ、毎日が勉強です。 審議の場でパソコンを持ち込めるようになれば、その場でわからないことを調べることができ、答弁する側の政治家のレベルも上がるのではないかと感じています。
残念ながら、中には知識をひけらかすような質問をする議員もいて、不毛なやり取りが行われることもあります。
最後に
今回は、内閣委員会での緒方林太郎議員からの質問をきっかけに、海底ケーブルの重要性と、それを巡る問題についてお話させていただきました。
それでは、また次回のホンネ会議でお会いしましょう!
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