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おはようございます。衆議院議員の川崎 ひでとです。
今週も「毎週ひでトーク」を聞いていただき、ありがとうございます。
この配信では、私川崎ひでとの政治活動の中で気づいたことや、思ったこと、時事ネタ、ぶっちゃけ話などをお話ししてます。
そして、この音声配信は
女性・ママのチャレンジ・社会での活躍を推進。
はたらくひとの喜びが、高い生産性につながる。はたらくママも嬉しい(まかせる企業も嬉しい)事業支援サービス#AnyMaMa(エニママ)さんのご協力のもと、ブログとnoteに文字起こしをしております。
さて、
今日はツイッターでも予告しておりました、
少し尖ったというか……
朝聴くには、あまりふさわしくないかもしれないお話です。
清々しいお気持ちを崩してしまうかもしれないので、
「ちょっと重いかも」って思われる方は、
今ではなくて、夜だったり、
あるいは、ブログの方で記事を読んでもらえたら
ありがたいなと思います。
さあ、よろしいでしょうか。
はい、今回は、
政治家の妻は
というタイトルでお話をさせていただきます。
皆さんは、政治家の妻というと、
どんなイメージを持たれますか?
これね、ChatGPTに、
「日本の国会議員の妻に対するイメージは」
っていうのを聞いてみました。
もう、まさにまさにだったんですけど、
「低姿勢で夫の後ろでサポートをする」
「夫の代わりに選挙区で政治活動をする」
「後援会活動をする」
とかですね。
そういった内容が出てきて、
大体の政治家の妻が、
そういうことをやってるなって思うことを、
ChatGPTも答えてくれました。
最近のAIって、本当にすごいよね。
今日、僕がお話したいのは、
まさにこの部分なんです。
これはね、
政治家を志望する人が
年々減ってるっていう理由の一つにもなり得ると思っているので、
ぜひ聴いてほしいなと思います。
僕は言ってみれば公人です。
皆さまに選挙で選ばれた人です。
そして、
例えば秘書という仕事は、
僕から「僕の代わりに地元で仕事をしてね」
とお願いをして、
雇っている労働者なんですね。
賃金が発生している労働者です。
でも、僕の妻、僕の奥さんって、
「妻」
なんですよ。
妻は妻なんです。
単純に、2人の子どもの母親なんですね。
政治家の妻って、
(こんなの言わなくてもわかるだろうって感じなんすけど)
「政治家の妻」っていう職業
じゃないんですよ。
肩書きじゃないんです。
別にお給料発生してないんです。
政治家は、妻に給料を払ってないんですよ。
知らない土地で、
友だちもいない環境からスタートして、
わがままな息子や娘を四苦八苦しながら育てている
ただの女性なんです。
だけど、やっぱり世の中の多くの人は、
(特に年配の人かな。昔ながらの人というか)
「夫が東京にいるんだから、あんたが地元でしっかり廻れ」
「あんたが婦人部作って講演会させなくて、どうすんだ」
っていうように叱ったりとか、
時には、
政治家(旦那さんだけじゃなくて)や
その自民党の対応についてどうとか、
国会の対応がどうとか、
あるいは、
秘書の対応についてご指摘をいただいたりとかしています。
何度も言いますけれども、
妻は、ただの「妻」であって、
決して僕の代理人でも何でもないんですよね。
こういうことを言うと、
「いや、そういうことをやりたくて、政治家の妻になったんでしょう」
「いや、政治家の旦那さんを持つっていうことは覚悟して、
地元に引っ越してきたんでしょう」
ていうご意見を言う方も、いらっしゃるんですよね。
もうね、これを言う時点で、
日本の政治文化を
全く変えようとしていない
んですよね。
政治に興味がないのは、
政治家のせいだみたいなことを言うんですけれども、
実は、こういうことを言うっていう、
昔ながらの古い体質が
政治家になるという気持ちを遠ざけてるっていうことも
あり得るんです。
妻の目線で言うと、
本当は、家族で一緒にいる時間を過ごしたいんだけれども、
政治家の夫を持ってしまったのだから仕方ないと堪えて、
見知らぬ土地で住んでいる
そういう政治家の奥さまって、
めちゃくちゃ多いんです。
特に、国会議員の奥さんなんてのは多いんですけども、
でも、
それは決して当たり前のことだと
捉えちゃいけないと思っています。
冒頭で言ったように、
旦那の知らないところでめちゃめちゃ言われて、
本当に精神的に参っちゃう人も多いです。
それがきっかけで、家族が破綻してしまったりとか、
もっとひどいことになったりとかね。
こんな現状があるから、
政治家を目指そうとした人の大概は、
奥さんの反対に遭います。
そりゃそうですよね。
だから、
「政治家になりたい」っていう人はいても、
「政治家の妻になりたい人」なんて、
ほぼいないと思うんですよね。
「政治家の妻になりたい」って思ってる人は、
政治家はお金持ちとか、
肩書きで私も何かできるかも、みたいな
スーパー誤解をしちゃっている人
だと思ってます。
僕からするとね。
ちょっと話題はそれるんですけれど、
僕は今、
「女性の生涯の健康に関するPT」の事務局長、
あるいは、
「フェムテック振興議員連盟」の事務局次長をやっているので、
ちょっとこの部分のお話をします。
僕らとか、
僕よりちょっと上(45から55歳辺り)の政治家の層が
すごく多いんですけども、
そうなると、
奥さまも大体それくらいの年代ですと。
女性はね、
女性ホルモン、エストロゲンが乱高下して減少していく、
いわゆる
「更年期」
っていう時期に、どんどん突入していきます。
中には、更年期障害にすごく悩まされる方も
たくさんいらっしゃるっていうのは、
皆さんもよくご存知なのかなと思います。
だからこそ、もう会社ではね、
そういう知識をしっかり得て、
理解を促進させて、
女性も活躍できる
誰もが快適に過ごせる社会
っていうのを、目指そうとしているんですけれども。
なかなか住んでいる地元の地域だと、
この理解が全然ないんです。
誤解のないように言っておくと、
今、僕の妻が更年期障害だっていうことではないです。
これに苦しまされている政治家の奥さんって、
めちゃくちゃ多いですよっていうことを
前提でお話してるんですけれども。
更年期障害で苦しまれている女性っていうのは
結構たくさんいらっしゃる中で、
にもかかわらず、
思い込みで
「政治家の妻はこうあるべきである論」
を展開されて、
休んでいる奥さんに対して、
「休んでないで、もっといろんな所に行きなさいよ」とか、
「あれやれ、これやれ」みたいなことを言って、
徹底的に、
肉体的にも精神的にも追い詰めていく
っていうケースが結構あるんです。
もしかしたら、
「自民党をもっと強くするために」
って思ってくれている、
熱意のある支援者かもしれませんけれども。
そういう言葉が、
政治家の奥さんを
すごく追い込んでいるんかもしれない!
っていうことを、
ぜひ意識していただきたいなと思います。
これも誤解のないように言っておきたいんですが、
政治家の妻は、
ほとんどの方が献身的
です。
本当に献身的。
涙をこらえながら、
夫の政治活動を支えています。
でも、それははっきりいうと、
「オプション」
なんですよ。
政治家の夫のオプションであって、
当たり前にあることではない。
ベースに備わってるものではないんですね。
今日のお話は、
「政治家の妻」っていうのは、職業じゃないんです。
肩書きでもないんです。
単純に「妻」なんです。
子供たちのお母さんなんです。
なので、
決してこれを忘れることなく、
皆さまにご理解いただきたいなと思います。
こうやって、
社会全体で理解が進めば、
政治家になるっていうことへのハードル、
余計なハードルを無くせるんじゃないかな
と思ったので、
今日はこういうお話をさせていただきました。
朝からちょっと重い話だったのかもしれませんが、
僕から素直な気持ちを
お話させていただきました。
最後はお知らせです。
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それでは今週も張り切っていきましょう!
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