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【毎週ひでトーク】秘書としてどう稼ぐか

音声配信はコチラから



おはようございます。衆議院議員の川崎 ひでとです。



今週も「毎週ひでトーク」を聞いていただき、ありがとうございます。




この配信では、私川崎ひでとの政治活動の中で気づいたことや、思ったこと、時事ネタ、ぶっちゃけ話などをお話ししてます。




そして、この音声配信は


女性・ママのチャレンジ・社会での活躍を推進。




はたらくひとの喜びが、高い生産性につながる。はたらくママも嬉しい(まかせる企業も嬉しい)事業支援サービス#AnyMaMa(エニママ)さんのご協力のもと、ブログとnoteに文字起こしをしております。



 

今日は『秘書としてどう稼ぐか』というタイトルで、僕の秘書時代を思い出しながら、お話をさせていただきたいと思います。



僕のバックグラウンド、背景を知らない方のために、紹介させていただきますと、


僕は2006年にNTTドコモという会社に入社して、11年間会社員として働いていました。


その後、政治家の道を志して2017年に自分の父親の川崎二郎の事務所に入所して、三重県の鈴鹿市というところで、秘書として働き始めました。



まずドコモって、



本当にいいところだと思いました!



すごく大きなビルでね。




綺麗な机とデスクが用意されてて

1人1台ちゃんとパソコンが用意されていて

文房具なんかもあったし

付箋もあって

コピー機とかもちゃんとした最新のものがリースで入ってて



そして、本当に申し訳ないんですけれども、


僕がこの会社のお金を稼いでる


っていう感覚が、もう全然なかったんですね。




自分のやってることが、どれだけのお金を生み出してるのかもわからなかったし、

それ以上に、会社からどれだけお金が出ていっているか、も把握していないんです・・・




もちろん、自分が発注した仕事等がいくらだとか、


僕はdカードっていうのやってたんですけど、

そのdカードが何枚契約されたとか、


そもそもドコモユーザーがどれくらい増えたのか減ったのか、


っていうのはわかるんですけれども。




そうじゃなくて、


自分の部署のお金を今月使いすぎちゃったな、

来月どうやって回収しよう


とか、そんな考えに微塵もならなかったんですね。


本当に自分が会社に、どれだけ貢献してるかもわからない、どれだけ稼いでるかもわからないのに残業ばっかりしていて、


しかも、ちゃんと残業代もいただいてて、働いた分だけ残業代もらえるのは当たり前だろうっていう感覚でずっとやってきてました。




だけど、これが会社を辞めて、地元の親父の事務所に入社ときに、



本当に愕然としたんですよ。



ちょうど、2017年に選挙区の区割り変更があったんで、事務所を鈴鹿市に新しく借りたタイミングだったんですけれど、


もう机とか椅子とかは、超ボロボロのオフィスデスクで、


椅子なんかは本当に古くて、

タイヤ付いてるんだけども、そのタイヤとか、座面が回るところもキュルキュルっていってる椅子でした。


あれは何の廃棄処理からもらってきたのかな、

中古ショップから買ってきたのかな、

何か譲ってもらったのかな、


というよくわからないやつでした。




もうパソコンは当時の自分のプライベートのパソコンが一番性能良くて、他のは本当にもうWindows_XPのHomeEditionっていう超古いやつでした。


もう本当、ドコモ時代から見たらめちゃくちゃ差がありすぎて、何なんだと思ったんですよね。



そういうことを全く知らずに政治の道を志して家族を連れて三重県に来ちゃって・・・



申し訳ないと思ったんです。




僕は政治家って、地元の事務所の運営費っていうのは国から潤沢に出ていて、こんな劣悪な環境で仕事をしてるって知らなかったんですね。




だから初めて秘書になって自分の事務所に入ったときには、


何か現実を直視できなくて・・・


入ったばっかりなのに、いろんな理由があって僕は、その鈴鹿の事務所の責任者になっちゃったんですね。




もう、本当にパニックがすごくて、どうすればいいのかわからない。




そのうちすぐ2ヶ月後に選挙がきちゃってポスター作ったり、チラシ作ったり案内状発送したりとかで、いきなり経費がもうガンガンかかっちゃって、


事務所のお金がすっからかんになっちゃったんです!!




本当にゼロ・・・




お金がなくて、、、全くなくて、

でもガソリン代とか家賃とか事務員さんの給料とか、そういうのも支払わなきゃならなくて、


僕は事務所の責任者だったから、責任は僕にあるから

ガソリン代とかを僕が払ったりとかしていて。




本当に給料は、家族には申し訳なかったんだけれど


・・・もう後回しだった。




やばい、思い出したらマジで泣けてきちゃった・・・




マジでつらかったですよ、こんなにお金がないんだと思って。





別に破産処理とか、そういうのができるわけでもないしどうやったら


お金って稼げるんだろう、


収入が得られるんだろう・・・と思って。




いろいろ調べてみたんですけど、政治家の事務所が稼げる方法って3パターンしかなくて、


寄付をもらうっていうのと、

パーティー券を買ってもらうっていうのと、

自民党員を増やして党からの還付金をもらう


という方法しかないんです。




寄付っていうのはその言葉の通り、


皆様から寄付金っていうのをいただいて、その寄付金を経営に充てるってことです。



パーティー券っていうのは、


政治資金パーティーっていうものを開催して、皆さんに高いパーティー券を買ってもらって、そのパーティー券の売り上げからかかった経費を引いた、いわゆる粗利っていうのを得るっていう方法です。



最後の党員を増やすっていうのは、


自民党費って年間4000円なんですけれども、この4000円の党費の幾ばくかを、党から還付していただく方法です。



これできます、皆様?




だってさ、売るものもサービスもないんですよ。


売るものは、もう「川崎二郎」という存在というか信用ですね。「川崎二郎」っていう信用とか、「自民党」っていう信用が売り物なんです。


ドコモショップとかって、めっちゃ携帯とかサービスとかを売りまくってくれるトップセールスの人っていたけれども、基本的にはお客さんが来店してくれますよね。


要は目的を持って来店してくれて、そこに対して、サービスをPRするっていうやり方なんですよね。



だから、お客さんが来るきっかけっていうのはやっぱりNTTドコモというブランドとか、あるいはその当時いろんなタレントも使ってて、広報戦略とかもあって売れてくんですよね。


だけど、この世の中が、これだけ政治に関心がない中で、しかも新しい選挙区で、誰も川崎二郎を知らない状態で、


どうやって、この「信用」を販売すればいいのか、全然わからなかったんですね。




建設業界とか、民主党政権時代に潰れちゃったりとかして、つらい思いをした方は、自民党とか川崎二郎に託す思いで、パーティー券を買ってくれたりするんだけれど。


もう、本当にどうやって「川崎二郎」っていう商品を売ればいいかわかんなかった。




この環境でふと思ったのは、芸能人とマネージャーさんとか芸能事務所だったんですね。


いや芸能人ってさ、単純に能力高くても世に出なければやっぱり売れないじゃないですか。


例えば、芸人さんって、面白くても見る人がいなきゃ面白いなんてわからないわけだし、面白いってわかってもらうためには、やっぱりテレビに出なきゃいけないじゃん。




そして、テレビに出れるようにしてくれているのは誰?


と思ったんです。



多分これはマネージャーさんとか事務所の営業マンの方が、頑張ってその芸人を売り込んでくれていて、番組に出るとか、雑誌に乗れるチャンスっていうのを得ているわけでしょ。




多分だからめっちゃ大変だと思うんですよね。





もし、これを聞いてる皆さんが、例えばタレントマネージャーさんであんまり面白くないタレントさんのマネージャーになった場合に、



どうPRして仕事取ってくればいい・・・?



って思いません?




うちはね、「川崎二郎」っていう品質にはめっちゃ自信はあったんです。だけど政治的に品質高くてもみんな政治に興味ないから、要はニーズがないから売れないんですよね。


だけど、売らないと事務所が経営できない、給料もお支払いできない、政治活動も何にもできないってなってしまって。


しかも、政治っていうのは、成果が出るのが結構先のものが多くて


例えば、国道は工事が始まってから完成までめっちゃ時間かかるじゃん


実はこの道路作ります、予算も確保しますっていうのって



政治家が一生懸命やっている!!んだけれども、



ここ誰も気づかないし、仮に気づいても、それは道路ができた後の話だから、その時点で、全然信用っていうのは売れないんですよね。





実は、そんなこんなで、全く答えが出ないまま、今度は僕が、政治家になって




こんなこと言うと、応援してくれてる人には申し訳ないんだけれども・・・



売れないタレントみたいなもの、で、


僕自身はやっぱり、自分の今の秘書たち、まさにマネージャーさんが売りやすい商品として、



「川崎ひでと」を売っていかなきゃいけない




そのためには、


僕はどういう風に自分のことをやればいいのかな


というのを常に考えてますし。




逆に、秘書さんもね。


どうやって、「川崎ひでと」っていう売れないタレントを売ってこうか


というのを、常にプロデュースする側に回ってもらわなきゃいけないな、という風に思ってます。


正直、当時の僕みたいに事務所にお金がない、どうしようって思ったことのある秘書は今いないです。


恥ずかしいけど、当時の僕が、親父に言ったみたいに、僕に「お金がないんです」って言うと出てくると思ってるんですね。



だけど、現時点で、もう既に僕の給料の一部は、もう事務所の経費にガンガン当たっていて、しかも僕は既に借金して、事務所の運営費に充てているんですね。


ないんです。これ以上。


今日のstand.fmも悲しいお話ばかりで、しかも長いから、そろそろクロージングに入りますけれど、


僕の売り物っていうのは「信用」しかないです。




【信用を売る】っていうことは、もう大前提。




SNS数とか、いろんな売り方っていうのが、バリエーションが増えた世の中になっているので、それらをどう使って売るかっていうのを、これから考えていかなきゃいけないかなという風に思います。



もしこれを聞いて、秘書になろうって思ってる方がいらっしゃったらですね。



秘書は、自分の雇い主である議員さんを、


「どういうふうにプロデュースしていこうか」


っていうこのプロデュースの視点を、大切にしながらぜひ秘書業務やってください。




というわけで今日のタイトルは『秘書としてどう稼ぐか』でした。



 

最後はお知らせです。


僕が運営している自民党オンラインサロン”LDPmie2”では、インスタの画像の解説や、みんなと一緒に国政報告会の企画をしたり、このスタエフの限定配信なんかもしてます!




参加資格は、僕の自民党員になっていただくことです。


年会費4,000円かかりますけれど、僕に毎月牛丼1杯奢ってると思って加入してください!




詳しくは僕のHPをご覧ください。


https://www.kawasakihideto.com




それでは今週も張り切っていきましょう!



じゃあね~



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