マイナンバーカードと免許証の一体化ってどうなの?メリット・デメリットを徹底解説!【ホンネ会議 #07】
- HIDETO KAWASAKI
- 4月4日
- 読了時間: 6分
⚠️こちらの記事はSpotifyのビデオポッドキャスト”川崎 ひでとのホンネ会議”を文字起こしし、生成AIにて自動要約させたものです。
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どうも皆さんこんにちは!衆議院議員の川崎ひでとです。
「川崎ひでとのホンネ会議」、第7回目です!
今日も聞いて、そして見ていただき、ありがとうございます。
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さて、今回のテーマは、2025年3月24日からスタートしたものの、意外と話題になっていない「マイナンバーカードと運転免許証の一体化」についてです。
「結局、一体化するってどうなの?」「メリット・デメリットがよく分からない…」と感じている方も多いのではないでしょうか? 実は先日、地元の亀山市で、マイナンバーカードと免許証の一体化について講演をする機会がありました。
今日は、その内容をギュッと凝縮して、分かりやすくお伝えしたいと思います!
免許証との一体化、3つのパターン
マイナンバーカードと運転免許証の一体化には、大きく分けて3つのパターンがあります:
今まで通り、免許証を持つ
マイナンバーカードのみを免許証として使う(マイナ免許証)
運転免許証とマイナ免許証の両方を持つ
保険証との一体化とは異なり、免許証は従来のものも持てるのが特徴です。
どこで手続きできるの?
手続きは、運転免許センターまたは一部の警察署で可能です 。 お住まいの地域の警察署で手続きできるかどうかは、事前に確認しておきましょう。 基本的には、運転免許センターに行くのが確実です。
一体化すると何が変わる?
一体化すると、免許証の情報(デザイン、記載内容、免許証番号、有効期限など)が、マイナンバーカードのICチップに記録されます 。
これにより、例えば、山奥で事故に遭い、警察官が免許証を確認したいという場面でも、電波が届かない場所で専用端末を使って確認できるようになります 。 つまり、オフライン環境でも使えるというのが、大きな変更点です。
ちなみに、マイナンバーカードと保険証の一体化は、免許証とは仕組みが異なります。 保険証の情報はマイナンバーカードのICチップには記録されません。
警察がアピールする「4つのメリット」は本当?
警察は、マイナンバーカードと免許証の一体化のメリットとして、以下の4つを挙げています:
住所変更等の手続きが楽になる
更新時にオンライン講習が受講可能になる
住所地以外の免許センターでも更新手続きができる
更新手数料が安くなる
しかし、これらのメリット、本当に魅力的でしょうか? ここからは、「ホンネ」で解説していきます。
メリット1:住所変更等の手続きが楽になる → △
氏名や住所を変更した場合、これまでは市町村への届出とは別に、免許証の書き換えのために警察署や免許センターに行く必要がありました。
マイナ免許証のみを利用する場合、この手間を省くことができます 。
しかし、運転免許証とマイナ免許証の2枚持ちをする場合は、結局免許証の書き換えに行く必要があるため、あまりメリットを感じません。
頻繁に引っ越しをする人以外は、あまり恩恵がないかもしれません。
メリット2:オンライン講習が受講可能になる → ○
マイナポータルと連携することで、免許更新時の講習をオンラインで受講できます 。
しかも、受講中は携帯やPCのカメラで本人確認が行われるため、なりすまし受講はできません!
講習のために免許センターに行く必要がなくなるので、免許センターでの滞在時間を大幅に短縮できます。 これは大きなメリットと言えるでしょう。
メリット3:住所地以外の免許センターでも更新手続きができる → ?
実はこれ、数年前から導入されている制度で、あまり知られていません 。 わざわざメリットとしてアピールするほどのことではないというのが正直な感想です。
メリット4:更新手数料が安くなる → △
マイナ免許証のみを利用する場合、免許証の発行手数料がかからないため、更新手数料が750円安くなります 。
しかし、運転免許証も発行する場合は、割引はありません。 750円のためにマイナ免許証「だけ」にする、という人は少ないのではないでしょうか?
デメリットも知っておこう
もちろん、デメリットもあります 。
有効期限が分かりにくい
マイナ免許証は、パッと見ただけでは有効期限が分かりません。 専用の読み取りアプリをインストールして、マイナンバーカードをかざす必要があります。 これは結構不便…。
マイナンバーカードをなくすと運転できない
マイナンバーカードをなくした場合、再発行に1週間程度かかります。 免許証も一体化している場合、その間は運転できません。 免許証をなくしても免許センターですぐに再発行してもらえることを考えると、これは大きなデメリットです。
結論:2枚持ちがおすすめ!
以上のメリット・デメリットを踏まえると、750円の手数料を気にしないのであれば、運転免許証とマイナ免許証の2枚持ちがおすすめです!
2枚持っていれば、万が一マイナンバーカードをなくしても運転できますし、オンライン講習も受けられます。
課題:もっとDX化を!
個人的には、ICチップに免許証情報を記録するだけでなく、もっとDX化を進めるべきだと考えています。
例えば、
違反履歴の確認
未納の交通違反金の確認
マイナポータルとの連携による更新時期のお知らせ
など、様々な機能を追加することで、さらに利便性が向上するはずです。
ちょっと待った!9月までは一体化しない方がいい!?
最後に、ちょっと注意点です!
もし、あなたのマイナンバーカードの有効期限が2025年5月だとします。 今、4月に免許証と一体化してしまうと、5月にマイナンバーカードを更新した際、ICチップの情報も更新されてしまいます。
本来であれば、古いICチップから新しいICチップへ免許証情報を移行できれば良いのですが、システムの対応が2025年9月まで間に合わないとのこと 。
つまり、9月までにマイナンバーカードの有効期限が切れる人は、今一体化してしまうと、もう一度手続きが必要になる可能性があるのです!
せっかく便利になるはずのものが、逆に手間になってしまうのは避けたいですよね。 ということで、マイナンバーカードと免許証の一体化は、9月までは様子見するのがおすすめです。
今回は、マイナンバーカードと免許証の一体化について、メリット・デメリット、そして現時点での注意点を解説しました。
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