【Voicy】三重県のJA青年部と語る、農業の未来。価格転嫁、担い手不足、そしてDX。
- HIDETO KAWASAKI
- 2月28日
- 読了時間: 4分
更新日:3月28日
⚠️こちらの記事は音声配信Voicy"テクポリ”を文字起こしし、生成AIにて自動要約させたものです。
📻音声配信についてはコチラから https://voicy.jp/channel/3876/6386112
皆さん、こんにちは!衆議院議員の川崎ひでとです。
今日は、三重県のJA青年部の皆さんが、国会に要望活動に来てくれた時のお話をしたいと思います。(その時の様子は、僕のインスタにも載せているので、ぜひ見てみてください!)
JA青年部とは、全国各地で頑張っている若手の農家さんの集まりです。彼らは、僕たち自民党青年局の仲間でもあり、いつも熱い議論を交わしています。
僕自身も、三重県に帰った際には、彼らと意見交換をする機会をいただいています。彼らがすごいのは、毎年自分たちで「ポリシーブック」という政策集を作っていること。そこには、彼らが政治家に伝えたい切実な想いが詰まっています。今回、彼らからいただいた要望は、大きく分けて2つありました。
1. 価格転嫁ができない!
一つ目は、肥料や飼料などの価格が高騰しているのに、農作物の価格が上がらないこと。
つまり、農家さんの収入が減ってしまっているんです。
このままでは、赤字になってしまう農家さんも出てきてしまいます。
彼らは、「自分たちが作ったものに見合った価格で売りたい」と切実に訴えていました。例えば、肥料の価格はここ数年で2倍以上に跳ね上がっています。
しかし、スーパーなどで売られている野菜の価格は、そこまで上がっていません。
これは、農家さんがコストを吸収し、消費者に負担がかからないように努力しているからです。しかし、その努力も限界に近づいています。
JA青年部の皆さんは、「このままでは、美味しい農作物を作ることができなくなってしまう」と危機感を募らせていました。
2. 農業の担い手がいない!
二つ目は、農業をやってくれる人がどんどん減っていること。特に、地方では深刻な問題です。
このままでは、日本の食料自給率が下がってしまうかもしれません。
数彼らは、「若い世代が夢を持てるような、魅力的な農業にしたい」と話していました。
農業は、重労働で収入が少ないというイメージが強く、若者にとって魅力的な職業とは言えません。
しかし、JA青年部の皆さんは、そんなイメージを払拭するために、様々な取り組みを行っています。
例えば、ICTを活用したスマート農業を推進したり、地域と連携して農産物のブランド化を進めたり。
彼らは、「農業は、かっこよくて稼げる仕事だ」ということを、若い世代に伝えたいと考えています。
これらの問題を解決するために、彼らは「農業DX」を推進したいと考えています。
DXとは、デジタル技術を活用して、農業を効率化することです。
例えば、ドローンで農薬を散布したり、AIで収穫時期を予測したり。
そうすることで、少ない人数でも質の高い農作物を育てられるようになります。
しかし、三重県には「中山間地」という、DXを阻む大きな壁があります。
中山間地とは、山に囲まれた地域のこと。
三重県の農地は、山の中に点在していて、機械が入りにくい場所もたくさんあります。
広い土地で大型の機械を使えば効率的な作業も、中山間地ではそうはいきません。
農家さんたちは、それぞれが離れた場所に農地を持っているので、機械をシェアすることも難しいのが現状です。みんなで機械を共有できれば良いのですが、農業はタイミングが命です。
「使いたい時に使えない」となると、どうしても取り合いになってしまいます。
理想を言えば、中山間地の農地も大規模化して、効率的な農業を実現したいところです。しかし、そのためには莫大な費用がかかります。
農林水産省の補助事業などもありますが、最近では圃場整備をしてくれる業者さんも減ってきているのが現状です。
課題は山積みですが、農業DXを進めることで、必ず道は開けると信じています。
少ない人数でも生産性を上げ、一人当たりの利益を増やし、「儲かる農業」を実現する。
それが、僕たちデジタルテクノロジーを推進する者の使命です。今回のJA青年部の皆さんとの意見交換を通して、改めて日本の農業の現状と課題を認識しました。
彼らの熱い想いを胸に、これからも農業の発展のために尽力していきたいと思います。
農業の未来を切り拓くために
日本の農業は、多くの課題を抱えています。しかし、JA青年部の皆さんのように、情熱と行動力を持って未来を切り拓こうとしている若者がいます。彼らと共に、日本の農業を活性化させ、持続可能な食料供給体制を確立するために、私も全力を尽くします。
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